中島美嘉
2009年03月07日
NO MORE RULES. / 中島美嘉・・・そして様々なマジック。
CD不況で喘ぐ音楽業界の企業努力はこれからどんな方向に向かっていくのかな?
中島美嘉のNEW ALBAMをたまたま目にして、なんだか「限定5万枚」とか「コンピレーションアルバム」とかいうポップになんとなく流されて手にしてみる。
帯には、「高音質CD『ブルースペックCD』で収録」なんて文字もあり、シールを見ると「Blu-rayの素材と製造技術を応用した高品質CD」なんて説明まで。
ビデオクリップ10本収録のDVDも同梱されていて、確かにかなりの厚みがある。
パッケージももちろんデザイン重視の特注もの。
「VOICE・中島美嘉」でちょっとやられたばかりだったので、思考停止状態で購入した。
まず、限定5万枚は、確かにファンにとっては貴重かもしれない。
でも、これが「コンピレーションアルバム」という表現がいまいち馴染んでないオヤジにとって、「ベストアルバム」という表現に変わっていたら、本当に購買行動に結びついていただろうか?
確かに1曲新曲があるし、MICA3CHUも1曲あるし、CMソング集でもあり、「コンピ」なんだろう。
そしてさらに追い打ちをかけるように「裏・ベスト」なんて呼び方をしていたりも。
中島美嘉はもちろん好きだし、本人に対してなんの不満もないので、なおさら「どうなんやろなぁ〜」という気持ちが頭をもたげる。
こうなりゃ高音質CD『ブルースペックCD』の検証でもして自分をなっとくさせようと。
「MACKIE1202-VLZ PRO」&「ALESIS M1ACTIVE」で旧盤との聞き比べ。
結果は・・・。
いや、もっと大音量で聴かなければ微妙な音の違いなんて簡単にはわからないはず。
ここは原音差異性重視でSONY MDR-CD900STで外部を気にせずに聴いてみよう。
結果は・・・。
たしかに、なんとなく「中低音」がくっきりしているような?
スネアの音の輪郭がはっきりしている?
高音のドンシャリ感が少し上質な感じ?
宣伝文句に踊らされた事実を認めたくないがための現実逃避による錯覚なのか。
先入観を持って聴いた結果なので大いに怪しいし、目隠しされたら迷うしわからないだろうな。
加えて、もうひたすら高音域の聴力が衰退に向かう年代だし、へんな耳鳴りはあるわで、客観的に検証結果を信じるべく材料は乏しい。
でも、なんでだろう?より新しい音で聴きたいと思うのは?
純粋に音ではない頭で創りだしたフィルターをかけて、でもそれが自分にとっての音楽なんだろう。
そういう意味では、ノイズ混じりでも味わい深いLP盤を聴くのも、音の楽しみ方だし。
でも、ただ中島美嘉の歌声に心を震わせたいだけだったんだよなぁ。
CD+DVDなので、決して悪い企画では無いとも思う。
そしてくどいが、中島美嘉自身はいいミュージシャンだと思っている。
2008年12月03日
VOICE・中島美嘉、TATTOOに込めた意志
雪の華以来、冬になると中島美嘉の声が無性に恋しくなる。
今年の冬は、『VOICE』という嬉しいプレゼントをもらったような思い。
『一色』を聴いて失望して以来、自分としては「もういいか」という気持ちがどこかにあって、別にこだわったつもりはないけど、なんとなく避けてしまっていた中島美嘉。
考えてみれば、あの曲は映画の企画線上で出てきただけの一曲で、こだわるほどのことでもなかったはず。
『VOICE』は好きなアルバムです。
『LIFE』や『ORION』『SAKURA〜花霞〜』『FOCUS』や”MICA 3 CHU”も耳に馴染んでいたので、改めてアルバムで確認する感じもあったけど、こうして一枚のアルバムになるとまた深みが出てくる気がする。
4曲目『永遠の詩』が来てレゲエの曲調に少し「おや?」っと思った(あとでライナーみて宮沢和史の作だと知り、なるほどねぇ・・・と)けど、その後も正統派ポップス、エレクトリックポップというかテクノっぽいものがあったり、もちろんMICA 3 CHUのロックもある、スカ、パンク調の曲もあり、普通これではアルバムとしては散漫な感じになりそうなもの。
それが締めの柴田淳『声』まで終わると、聴き終えた後からじわりと感じるモノがあり。
ひとり感傷にふけたい夜や、明日に力をもらいたい時にもってこいの一枚ではないかなぁ。
それにしても、このアルバムで曲も歌詞も最も光っていたと思うのが『ORION』。
流星の絆で既に耳にしているし、ドラマとオーバーラップする部分がより思い入れを深める要因のひとつかもしれないけど、掛け値なくイイ曲だと思う。作詞作曲、そして編曲を手がけた百田留衣というミュージシャンを自分は知らなかった。これからはチェックしておきたいな。
ジャケ写にみられる腕に彫られたタトゥー「TRUST YOUR VOICE」の文字。本人は「何気なく入れた」と語っているようだけど、やはりタトゥを入れるという表現方法は、生き方をハッキリ見つけた彼女の意志の強さや、同時にミュージシャンとしての決意の大きさを感じてしまい、これはまいったな、というかんじ。
2007年11月22日
粉雪と雪の華
本当に寒くなってきました。 この時期に心にしみるこの2曲。 レミオロメン「粉雪」と中島美嘉「雪の華」。
粉雪
雪の華
雪の少ない九州に住む私は、大雪による雪害も知らず、冬山で遭難しかけたこともなく、そのため雪というとすぐ情緒的、幻想的なものを感じています。 きっと北国の方々は感じ方がまた違うんでしょうね。 2曲とも共通していると思うのが、サビの「さあ感傷的になるんだ!」とでも言っているようなメロディーの盛り上げ方と、「雪」というキーワード。 この2つが重なって、もう抵抗できない状態になってしまいます。 頭であまり考えていられなくなり、ただ感じるがまましみ込んで行く様な。 そして藤巻亮太と中島美嘉の切ない声も冬によく合う気がするんです。 今の季節だからそう思ってしまうだけかもしれませんが・・・。 とにかく、この冬もまたこの2曲にお世話になりそうです。
粉雪
雪の華
雪の少ない九州に住む私は、大雪による雪害も知らず、冬山で遭難しかけたこともなく、そのため雪というとすぐ情緒的、幻想的なものを感じています。 きっと北国の方々は感じ方がまた違うんでしょうね。 2曲とも共通していると思うのが、サビの「さあ感傷的になるんだ!」とでも言っているようなメロディーの盛り上げ方と、「雪」というキーワード。 この2つが重なって、もう抵抗できない状態になってしまいます。 頭であまり考えていられなくなり、ただ感じるがまましみ込んで行く様な。 そして藤巻亮太と中島美嘉の切ない声も冬によく合う気がするんです。 今の季節だからそう思ってしまうだけかもしれませんが・・・。 とにかく、この冬もまたこの2曲にお世話になりそうです。
2007年11月05日
『L'ArcとGLAY』
好きな音楽ジャンルは誰にでもあると思います。
私の場合は大きい分類で言えばポップス、ジャズです。
私の場合は大きい分類で言えばポップス、ジャズです。
細かくいえば・・・これは正直自分でもよくわかりません。
大塚愛のフレンズが好きだったりジミヘンが好きだったり、山下洋輔がすきだったりソニー・クリスが好きだったり。
例えばビジアル系J-POPというところまで分類したとしても、逆にラルク・アン・シエルは食いつきますがGLAYは全く気になりません。
明らかに感じ方が違います。
明らかに感じ方が違います。
それぞれのコアなファンの方々にすれば違っているのは当たり前の事でしょう。
でも細かく分類すれば数ある音楽ジャンルのなかでもビジュアル系J-POPという狭い範囲で商業的に大きく成功した2バンドのうち、一方は好きな曲がいっぱいあってCDを何枚も買っていて、もう一方はTVやラジオで今迄何曲も耳にしてきたのに興味を持ったことがない、という風に大きく嗜好の差が出る理由は何なんでしょう?
NANAの主題曲は聴いてすぐ引き込まれ、NANA2の主題歌は全く興味がなかった。
中島美嘉は好きなのに。
でも細かく分類すれば数ある音楽ジャンルのなかでもビジュアル系J-POPという狭い範囲で商業的に大きく成功した2バンドのうち、一方は好きな曲がいっぱいあってCDを何枚も買っていて、もう一方はTVやラジオで今迄何曲も耳にしてきたのに興味を持ったことがない、という風に大きく嗜好の差が出る理由は何なんでしょう?
NANAの主題曲は聴いてすぐ引き込まれ、NANA2の主題歌は全く興味がなかった。
NANA | NANA 2 |
中島美嘉は好きなのに。
不思議なものです。
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ラルク・アン・シエル
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