くるり
2009年07月24日
iPhone 3GS に、くるり
ソフトバンク&アップル&くるりの組み合わせは、『魂のゆくえ』発売時にApple Storeで確かイベントがあったのを思い出し、そうか、単にiTunesで配信するアーティストの仕掛けだけではなく、iPhone3GSのCMにまでつながっていたのかと納得した。
チオビタのCMでさんざ流された「さよならリグレット」は、菅野美穂の好感度とともに相当人々の心に刻まれているだろうと想像するが、ソフトバンク、それもiPhoneのCMとなると、またまた認知度があがるのでは?
それに、このCMは最後に効果的に「くるり」のアルバム自体が使用されていて、そして流れはじめる『愉快なピーナッツ』にわくわくさせられた。
ファンとしては好きなアーティストが売れていく、大きくなるのはとても嬉しい反面、遠くに行ってしまいそうだという心理もやっぱり出てくるもので、まあ、実際ライブのキャパがでかくなれば、その物理的距離も広がるはずだから、ホント痛し痒しな複雑な気持ちになる。
でもQuruliはもう十分メジャーになっているんだという事に気づいてないのは、実はずっと見守ってきたファンのほうかもしれないな、などと思ったりする。
ただ、CDについてきたあの謎の板の謎を解き、サイトにアクセスする自分をはじめとするCD購入者だけでも、あの一日に5万IPを越えた状況を考えると、もう十分な成功を収めた立場に到達している彼らは、十分白眉の存在であることが体感できてしまうものだ。
(ところで、あのp-helpの謎解きの続きはどうなったのだろう?)
いずれにしても、売れていくことで、より納得がいく音楽制作の環境がつくられることは好ましいもの。
アーティスト自体にプレッシャーがかからない程度ならだけどね。
2009年02月23日
Time waits for no one.
残念ながら、タイムリープなどという経験はまだない。
だが、この現実は記憶のトンネルを抜けて突然現れた未来ではないか?
・・・と感じるほど記憶がなくなっていたり、0コンマ何秒の世界で記憶の糸が切れてしまい、その糸の端を探し戸惑うことが実に多くなってきたことか。
ダイヤリーの行動予定を気にしながら、しかし書き込んだ時点で目的から解放される感覚。
「安心」の担保として必死にメモを残すことで本題に集中できず散漫になる会話。
打ち合わせにICレコーダを持ち込まなかったことの後悔、そんな自分がまた情けなく腹立たしく。
デジャブは超短期記憶喪失だとかいう仮説が正しいなら、その経験すら減ってきた最近の自分は少しやばいのかもしれない。
実は記憶がなくなったということすら覚えていない自分がいるのではないか?という不安。
まあ恐らくこの恐怖は、何もかも自分の頭から記憶が消えるまでは続くのかもしれないが。
そして恐怖を経験すると、最近はこうしてブログに恐怖の記憶を残したりする。
「昨日の夜中にしでかしたことが、どうしても思い出せない」
朝から頭が痛い。薬を飲む。身体が動かない。夜まで目を閉じてやりすごす。以上。
残しておかなければ恐怖した自分自体もなくなってしまうような気がして。
そんなに恐れているのなら、いっそ何も記録しないで送れる生活が幸せなものなのかと考えてみると、どうも自分の価値観、想像力では判断しかねる。
ならば、全部の行動、全部の思考、全部の感覚を完璧に記憶できる装置を装着し、いつでもどこでも瞬時に検索可能なシステムを導入すればいいかというと、たぶん気が狂いそうだな。
でも、一応そんな未来方向を目指して人間はつき進もうとしているのだろう。
それが本当に「幸せ」という目標に重なるかどうか、人は問いながら考えながら進んでいけるものだろうか?
なんか、この前もブログで同じような事を書いた気がする。かすかな記憶。
会社に入社して、覚えたてのプログラム言語で悪戦苦闘していた頃のこと。
頭の切り替えが不得意な自分は、仕事のON、OFFが効かず四六時中プログラムのロジックを組み立てることに追い回される日々を送っていたことがあり。
夢の中にまでも現れるループするロジックに悩まされた経験がある。
何度も何度も同じシーンが夢の途中で繰り返される。
夢の中で飯を食っていたりして、箸を上げた瞬間にメシ屋の前に立っていているシーンに戻り。
そして店に入って注文し、注文を待ち、さあ食べようと箸を上げる瞬間にまた店の前に立っている。
ご丁寧にも中断する直前、頭の中のスクリーンの横にピピッとシーケンス番号が出てきて異常終了。
さあまたシーケンス100番、店の前に戻って・・・の繰り返し。
ロジックのループに対する恐怖なのか、パターン化され脳に焼き付いた回路がそんなヘンテコな夢を見させたのか。なんとかリフレッシュ、切り替え、ON・OFFせねばという脅迫観念で、いやになった。
今となってはまた見てみたい夢でもあるなぁ。
筒井康隆の『時をかける少女』は、偶然身につけた力であるが、自らブレークポイントにたどり着く。
繰り返される時間は、決してプログラムで組んだような同じLOOPではなく、ちょっとした意思の力で枝分かれした違う未来を進むことになる。それも過去の記憶をひきずりながら上塗りしながら。
でもそれはちょっとした記憶をひきずっているか、いないかの違いだけだとも言えるけど。
失敗を挽回しようと時をかける姿は、なんかDBのトランザクション処理でしくったとき、トレース頼りに回復処理が走るのに似てる気もするが、それはあくまでも既定路線に戻すだけ。失われるデータが存在するかもしれないが、ゴールは既に決まっている。
とにかく違う未来の選択がそこにある。
自分は少しの記憶が消えてしまった時点で、もう違う未来(過去?)を歩んでいることなのかもしれない。
だから記憶のない新しい未来も存在するのだ、と自分に言い聞かせたりする。
そんなどうでもいい事をまた記録としてブログに書き留めたことで、違う未来をたぐり寄せようとする。
なんかもがいている感じだな。おれは。
三日月
アーティスト:くるり
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2009-02-18
おすすめ度:
昨日「くるり」の「三日月」一曲をループ再生していた。
何度繰り返しても、これが一回一回ちがうんだなぁ。
歌詞に集中したり、
ベース音を追っかけたり、
ギターリフの運指を想像したり、
ピアノが弾けた気になって悦に入ったり、
岸田繁の歌声をただ無心で受け止めたり、
いいかげん耳が痛くなってイライラしてきたり。
・・・
少し飽きてきたけど・・・ん〜でもあともう一回。
これは自分にとって、ちっちゃなちっちゃな未来を選択する瞬間でもあると思う。
2009年02月22日
三日月 / くるり
ユニコーンといい、くるりといい、新曲続きで刺激的なこの頃。
そして少なくとも世間の音楽の流れと、自分の感覚が大きくかい離してないという安心感も感じる。
そう。自分がなんだか世間とのつながりを求めている証拠なのだろう。
この三日月をどこか遠くの街で見つけたら
この三日月のかけらのことを教えて下さい
2分54秒という短い時間の曲が、いっそう短く感じる。
曲が流れているうちに、考えてしまう事柄がいっぱいでてきて、また繰り返す。
このエンドレス再生のループにはまりながら。
メロディーはくるりの節ではあるけれど、ピアノのアレンジがおおらかで温かい。
なんかちょっと新しい。くるりの音ではあるのに。いやいつもそうなのだ、くるりは。
おなじみTOM WAITSの『Grapefruit Moon』をまず思い出した。
そういえばこの曲もゆるやかなシャッフル気味のリズムだ。
Grapefruit moon, one star shining, shining down on me.
Heard that tune, and now I'm pining, honey, can't you see?
そして『三日月』というタイトルに想いを馳せる。
絢香・三日月という知名度で大きく成功した曲があるのに、あえて同タイトルでリリース。
セールスのリスク(?)よりアーティストの表現したいものを優先した結果なのだ。潔い姿なのだ。
・・・と、どうしても贔屓目に見てしまう自分。
この曲はNHK「浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜」の原作をイメージして作ったもので、
決してアルバムの一曲として意識した曲ではないとの事。
月のやさしく見守るような光り・存在は恋する人を想う歌によく映える。
このさみしさを、
どうか優しさに変えていきたい
どうか優しさに変えてとどけたい
最近の自分は、さびしがり病にかかっているのかもしれない。
いい年をしたオッちゃんが、何を感傷的になっているのだろうか。
笑っちまうけどこの気持ちばっかりはしかたない。
2008年09月16日
男の子と女の子
私に子供が出来たら、是非こう育てたいと思う。
もし男のだったら、
「世界のどこまでも飛んで行けよ。」
「欲望をとめるなよ。コンクリートなんか、かち割ってしまえよ。」
「ロックンローラーになれよ。」
もし女の子だったら、
「大人になったら、彼氏を愛してくれよ。なにももてあまさないで。」
「好きだという気持ちだけで何も食べなくていいくらい、愛しい顔を見せてくれよ。」
そして、くるりを聴くことを勧めたい。
その時に、合わせてお父さんへの理解も少し深めてもらえたら、嬉しいな。
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もし男のだったら、
「世界のどこまでも飛んで行けよ。」
「欲望をとめるなよ。コンクリートなんか、かち割ってしまえよ。」
「ロックンローラーになれよ。」
もし女の子だったら、
「大人になったら、彼氏を愛してくれよ。なにももてあまさないで。」
「好きだという気持ちだけで何も食べなくていいくらい、愛しい顔を見せてくれよ。」
そして、くるりを聴くことを勧めたい。
その時に、合わせてお父さんへの理解も少し深めてもらえたら、嬉しいな。
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2008年01月21日
ばらの花/くるり
このところ、膜を張ったような重い頭を抱えながら、
穏やかでない、ざわついた日々を送る。
でも今朝のこのすっきり感はなんなんだろう?
へそのあたりから気力が体を包もうとしているこの感じはなぜ?
チョイスしてみた今朝の一曲は「ばらの花」
なんとかがんばれそうな気がする。
今日の一曲 - livedoor Blog 共通テーマ
ばらの花
穏やかでない、ざわついた日々を送る。
でも今朝のこのすっきり感はなんなんだろう?
へそのあたりから気力が体を包もうとしているこの感じはなぜ?
チョイスしてみた今朝の一曲は「ばらの花」
なんとかがんばれそうな気がする。
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ばらの花
2007年12月13日
帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。
帰ってから歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。
ハナレグミのこのアルバムが心地いい。
自宅録音でとったごくシンプルな音。
屋外の音、虫の音や雨音も入り込んでたりして。
それがかえって、永積タカシの少年のような清々しいボーカルを引き立たせる。
その絶妙な空気感で幸せな気分になります。
そして自分の歌と曲への自信と愛着が込められているような気がする。
ミュージシャンだったら誰でもこんなアルバム作りたいと思うんじゃないかな?
こんな自信を持って力の抜けた、でも質の高いアルバム。
でも中でも一番私が好きな曲がくるりの「男の子と女の子」をカバーしたギターの弾き語りなんだなー。皮肉なことに。
原曲との甲乙をつけろと言われたら悩むイイ出来のこの演奏。
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2007年11月20日
くるりのZeppライブ
くるりのZeppライブをWOWOWで見ました。
残念ながらくるりの生ライブを見たことないので、ヘッドフォン音量を上げ気味、低音ブーストで気分だけ味あうことに。
このバンドはやはりすごい。
CDのクオリティーとライブのクオリティーで演奏に甲乙つけがたい。
ライブは地味な演出ながら、くるりというバンドの特性が素直に表現されているような感じを受け、これも好印象です。
聴く度に岸田繁の曲の上質な深さ、歌詞の世界感の広がりが新鮮に響いて、何度聴いても色あせない。
岸田繁の才能は、日本でももっと大きな評価をされてもいいんじゃないかと思うし、日本人の音楽として世界にも送り出したい、などと夢を抱きます。
それにしてもライブでの「ロックンロール」聴きたいなぁ。
アンテナ
ドラムがクリストファー・マグワイアの時代の「ロックンロール」は超えられないだろうと思っていたけど、クリフ・アーモンドの「ロックンロール」もいい勝負ですね。
以前、矢野顕子が福岡にピアノソロライブに来ていたとき、「今、クリフはくるりに取られちゃってるんですよねー」って笑っていたのを思い出したけど、こんなにくるりに溶け込んでたんですね。
矢野顕子、アンソニー・ジャクソンと互角に名演奏を繰り広げるクリフ・アーモンドの引き出しの多さ、多彩な才能は驚きです。
ルックスも「ドラム界のブラット・ピット」といわれているらしいしねぇー。
残念ながらくるりの生ライブを見たことないので、ヘッドフォン音量を上げ気味、低音ブーストで気分だけ味あうことに。
このバンドはやはりすごい。
CDのクオリティーとライブのクオリティーで演奏に甲乙つけがたい。
ライブは地味な演出ながら、くるりというバンドの特性が素直に表現されているような感じを受け、これも好印象です。
聴く度に岸田繁の曲の上質な深さ、歌詞の世界感の広がりが新鮮に響いて、何度聴いても色あせない。
岸田繁の才能は、日本でももっと大きな評価をされてもいいんじゃないかと思うし、日本人の音楽として世界にも送り出したい、などと夢を抱きます。
それにしてもライブでの「ロックンロール」聴きたいなぁ。
アンテナ
ドラムがクリストファー・マグワイアの時代の「ロックンロール」は超えられないだろうと思っていたけど、クリフ・アーモンドの「ロックンロール」もいい勝負ですね。
以前、矢野顕子が福岡にピアノソロライブに来ていたとき、「今、クリフはくるりに取られちゃってるんですよねー」って笑っていたのを思い出したけど、こんなにくるりに溶け込んでたんですね。
矢野顕子、アンソニー・ジャクソンと互角に名演奏を繰り広げるクリフ・アーモンドの引き出しの多さ、多彩な才能は驚きです。
ルックスも「ドラム界のブラット・ピット」といわれているらしいしねぇー。
2007年11月16日
『矢野顕子×くるり+yanokami』
WOWOWで見ました。Music Bar 音の系譜。
矢野顕子×くるり+yanokami。
yanokami
まず矢野顕子とレイ・ハラカミのコラボ「yanokami」演奏で「おおきいあい」。
この曲元は、矢野顕子と窪田晴男の競作ですね。
窪田晴男といえばパール兄弟、パール兄弟といえばサエキけんぞう
サエキけんぞうといえば・・・もうやめときます。
でもこの流れ、好きなミュージシャンばかりだなー。
「ヤノ、カミ、です」と区切って名乗るのが正式な呼び方なの?
これ初めて知りました。
レイ・ハラカミの声を聞くの初めてかも。
そしてはっきりご尊顔を拝見するのも、もしかして初めてかもしれない。
いつも前のめりで前髪をたらして卓をいじってるので、
はっきり顔が見えないですものね。
2曲目は「恋は桃色」細野晴臣。
やっぱりやっぱり好きな流れ!
3曲目「気球に乗って」。
いつもの広がりと透明感があるこのパッドの感じ、
それにポイントで入ってくる生ピアノ、
そして矢野顕子の表情が豊かな声。
絶品です。
ネコのキンバリーも出演して、
4曲目「また会おね」。
そしてくるり・岸田繁が登場して、
「ばらの花」
「PRESTO」
「Baby I Love You」
「ブレーメン」
と怒涛の名曲ぞろいで満足しました。
ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER
「Baby I Love You」にピアノが入って
しなやかな感じに仕上がってて気持ちよかったなぁ。
それにしても「くるり」はいいバンドですね。
岸田繁の才能と矢野顕子の才能が惹かれあって出会ったのは必然だった気がします。
余談ですが、岸田繁ってLINE6のディレイ(DL4)使ってるんですね。
この前ヤフオクで競り負けた悔しさが再び込み上がりました。
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矢野顕子×くるり+yanokami。
yanokami
まず矢野顕子とレイ・ハラカミのコラボ「yanokami」演奏で「おおきいあい」。
この曲元は、矢野顕子と窪田晴男の競作ですね。
窪田晴男といえばパール兄弟、パール兄弟といえばサエキけんぞう
サエキけんぞうといえば・・・もうやめときます。
でもこの流れ、好きなミュージシャンばかりだなー。
「ヤノ、カミ、です」と区切って名乗るのが正式な呼び方なの?
これ初めて知りました。
レイ・ハラカミの声を聞くの初めてかも。
そしてはっきりご尊顔を拝見するのも、もしかして初めてかもしれない。
いつも前のめりで前髪をたらして卓をいじってるので、
はっきり顔が見えないですものね。
2曲目は「恋は桃色」細野晴臣。
やっぱりやっぱり好きな流れ!
3曲目「気球に乗って」。
いつもの広がりと透明感があるこのパッドの感じ、
それにポイントで入ってくる生ピアノ、
そして矢野顕子の表情が豊かな声。
絶品です。
ネコのキンバリーも出演して、
4曲目「また会おね」。
そしてくるり・岸田繁が登場して、
「ばらの花」
「PRESTO」
「Baby I Love You」
「ブレーメン」
と怒涛の名曲ぞろいで満足しました。
ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER
「Baby I Love You」にピアノが入って
しなやかな感じに仕上がってて気持ちよかったなぁ。
それにしても「くるり」はいいバンドですね。
岸田繁の才能と矢野顕子の才能が惹かれあって出会ったのは必然だった気がします。
余談ですが、岸田繁ってLINE6のディレイ(DL4)使ってるんですね。
この前ヤフオクで競り負けた悔しさが再び込み上がりました。
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