大槻ケンヂ
2008年11月25日
オーケン・オザケン・天使たちのシーン
音楽における歌詞の存在については、人はどこもまで重きを置いているのだろう?
歌詞がよくわからなくてもいい曲だと感じることはあっても、
歌詞は良いが曲として評価できないものは自分の中では価値を見いだせない。
メロディーが好きになって、それに乗っかる歌詞が良かったら、
それは自分の中で名曲と位置づけられる。多くの場合。
あるクラシックのミュージシャンが言っていた。
「私はポップスも好きできくけど、自然と音に集中してしまって、
曲を聴きながら歌詞というものがまったく頭にはいってこない。」
よくわかるなぁ。
それは不幸なことなのかもしれないけど。
小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』というアルバムに収録されている
『天使たちのシーン』というよく知られた名曲があるけど、
犬は吠えるがキャラバンは進む/小沢健二
多くの論評でこの13分にわたる長い曲のな中で語られる詞の解釈や、
その世界観が語られている。なのに自分はその13分をまるでインストのように、
楽器やメロディーやアレンジの世界に入り込んで、それだけで満足を得る。
でも歌詞や歌詞の意味が必要ないかというと、そういうものでも無いのが難しいところなんだけど。
小沢健二で好きになった『天使たちのシーン』なのに、
大槻ケンヂがカバーした『天使たちのシーン』のほうが好きになった。
元筋肉少女帯・三柴理がピアノが素晴らしいからであり、
マルコシアスバンプの佐藤研二のベースがかっこいいからであり、
オーケンの、曲に対して注ぐ愛情の大きさが感じたためであり、
この曲を歌詞を生み出したオザケンへの思い入れを上回ったためだ。
I STAND HERE FOR YOU/大槻ケンヂ
原曲を作ったミュージシャンにとって、カバーしたミュージシャンにファンが乗り換えられた、という事実を本人が知ったら、どういう感情を抱くのだろう?
今ではつい大槻ケンヂの『天使たちのシーン』だと思ってしまっている自分は、歌詞より音の刺激を優先してしまう自分の頭なんて、恐らくこの曲をそんなに理解してないのだろう。
自分でも何を言いたいかわからなくなってきたので、あらためて歌詞を読んでみるとしよう。
(以下引用)
歌詞がよくわからなくてもいい曲だと感じることはあっても、
歌詞は良いが曲として評価できないものは自分の中では価値を見いだせない。
メロディーが好きになって、それに乗っかる歌詞が良かったら、
それは自分の中で名曲と位置づけられる。多くの場合。
あるクラシックのミュージシャンが言っていた。
「私はポップスも好きできくけど、自然と音に集中してしまって、
曲を聴きながら歌詞というものがまったく頭にはいってこない。」
よくわかるなぁ。
それは不幸なことなのかもしれないけど。
小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』というアルバムに収録されている
『天使たちのシーン』というよく知られた名曲があるけど、
犬は吠えるがキャラバンは進む/小沢健二
多くの論評でこの13分にわたる長い曲のな中で語られる詞の解釈や、
その世界観が語られている。なのに自分はその13分をまるでインストのように、
楽器やメロディーやアレンジの世界に入り込んで、それだけで満足を得る。
でも歌詞や歌詞の意味が必要ないかというと、そういうものでも無いのが難しいところなんだけど。
小沢健二で好きになった『天使たちのシーン』なのに、
大槻ケンヂがカバーした『天使たちのシーン』のほうが好きになった。
元筋肉少女帯・三柴理がピアノが素晴らしいからであり、
マルコシアスバンプの佐藤研二のベースがかっこいいからであり、
オーケンの、曲に対して注ぐ愛情の大きさが感じたためであり、
この曲を歌詞を生み出したオザケンへの思い入れを上回ったためだ。
I STAND HERE FOR YOU/大槻ケンヂ
原曲を作ったミュージシャンにとって、カバーしたミュージシャンにファンが乗り換えられた、という事実を本人が知ったら、どういう感情を抱くのだろう?
今ではつい大槻ケンヂの『天使たちのシーン』だと思ってしまっている自分は、歌詞より音の刺激を優先してしまう自分の頭なんて、恐らくこの曲をそんなに理解してないのだろう。
自分でも何を言いたいかわからなくなってきたので、あらためて歌詞を読んでみるとしよう。
(以下引用)
『天使たちのシーン』
海岸を歩く人たちが砂に 遠く長く足跡をつけてゆく
過ぎていく夏を洗い流す雨が 降るまでの短すぎる瞬間
真珠色の雲が散らばってる空に 誰か放した風船が飛んでゆくよ
駅に立つ僕や人混みの中何人か 見上げては行方を気にしている
いつか誰もが花を愛し歌を歌い 返事じゃない言葉を喋りだすのなら
何千回ものなだらかに過ぎた季節が 僕にとてもいとおしく思えてくる
愛すべき生まれて育ってくサークル
君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則
大きな音で降り出した夕立の中で 子供たちが約束を交わしてる
金色の穂をつけた枯れゆく草が 風の中で吹き飛ばされるのを待ってる
真夜中に流れるラジオからのスティーリー・ダン 遠い街の物語話してる
枯れ落ちた木の間に空がひらけ 遠く近く星が幾つでも見えるよ
宛てもない手紙書きつづけてる彼女を守るように僕はこっそり祈る
愛すべき生まれて育ってくサークル
君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則
冷たい夜を過ごす 暖かな火をともそう
暗い道を歩く 明るい光をつけよう
毎日のささやかな思いを重ね 本当の言葉をつむいでる僕は
生命の熱をまっすぐに放つように 雪を払いはね上がる枝を見る
太陽が次第に近づいて来てる 横向いて喋りまくる僕たちとか
甲高い声で笑いはじめる彼女の ネッカチーフの鮮やかな朱い色
愛すべき生まれて育ってくサークル
気まぐれにその大きな手で触れるよ
長い夜をつらぬき回ってくサークル
君や僕をつないでる止まらない法則
涙流さぬまま 寒い冬を過ごそう
凍えないようにして 本当の扉を開けよう カモン!
月は今 明けてゆく空に消える
君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則 ずっと
神様を信じる強さを僕に 生きることをあきらめてしまわぬように
にぎやかな場所でかかりつづける音楽に 僕はずっと耳を傾けている