2009年03月09日
めんどうな作業と、宿題の現代音楽
なんとか役所に提出する書類が間に合そうなので、ブログでひと息。それにしても自分の専門外の説明書や手引き書というものは、理解するのに2倍は労力を使うものだという感想。思いこみで変な理解をして、必要のない申請書まで作成してしまっていたり、逆に条項を見落としていて、必要書類を取りそろえてなかったり。まあ、これも勉強だ、と思えば納得するところもあるが、「餅は餅屋」と上手く切り分けることも大事だなと、ごく当たり前な感想も。そして、まだまだ個人経営「いろは」の「い」にも届いてない状態だという実感。
めんどうな書類を作りながら音楽をかけていると、イライラしてきて止めて。作業がノッてくると、気分良く好きな音を流し。またイライラしては消し。こうして、「ながら」仕事は中々さじ加減が難しいものだが、今回白羽の矢を立てたのがこのアルバム。

以前から宿題にしていた武満徹先生の「弦楽のためのレクイエム、他」。
まともに長時間聴いていたら相当体力を消耗しそうだ思ってしまうアルバムだが、失礼ながらBGMとしてはアリかも?と思えてしまう。いや、失礼だな。さすがに、右chから荒れ狂う尺八、左chから叩きつける琵琶の音、センターからは重厚な弦楽が不協和音で流れたりすると、心穏やかでいられる状態ではなくなるが。
でも自分にとって現代音楽はまだ未知の領域だらけで、楽しみ方もよくつかめてないけど、ならば聴き方も多面的であって良いじゃないか、という理屈をつけたりもして。
もっとも小澤征爾・指揮する生演奏を聴いたりしたら、とてもじゃないけどBGMどころではないはず。
チャンスがあれば一度ライブで聴きたいものだ。
それが自分の音楽観が覆されるチャンスなのか?、などと根拠なく想像する。
めんどうな書類を作りながら音楽をかけていると、イライラしてきて止めて。作業がノッてくると、気分良く好きな音を流し。またイライラしては消し。こうして、「ながら」仕事は中々さじ加減が難しいものだが、今回白羽の矢を立てたのがこのアルバム。

以前から宿題にしていた武満徹先生の「弦楽のためのレクイエム、他」。
まともに長時間聴いていたら相当体力を消耗しそうだ思ってしまうアルバムだが、失礼ながらBGMとしてはアリかも?と思えてしまう。いや、失礼だな。さすがに、右chから荒れ狂う尺八、左chから叩きつける琵琶の音、センターからは重厚な弦楽が不協和音で流れたりすると、心穏やかでいられる状態ではなくなるが。
でも自分にとって現代音楽はまだ未知の領域だらけで、楽しみ方もよくつかめてないけど、ならば聴き方も多面的であって良いじゃないか、という理屈をつけたりもして。
もっとも小澤征爾・指揮する生演奏を聴いたりしたら、とてもじゃないけどBGMどころではないはず。
チャンスがあれば一度ライブで聴きたいものだ。
それが自分の音楽観が覆されるチャンスなのか?、などと根拠なく想像する。
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この記事へのコメント
1. Posted by シュガー 2009年03月10日 15:23
初めまして、リベットさんのブログから来ました。音楽ブログさんですか?興味あるのでかきこみしました。今日は足跡のこしておきます。
私のところにも音楽コーナーがあります。よかったらみにきてくださいね。普段は懸賞日記中心です。
私のところにも音楽コーナーがあります。よかったらみにきてくださいね。普段は懸賞日記中心です。
2. Posted by shira-kumo 2009年03月10日 21:55
シュガーさん、はじめまして。
足跡、ありがとうございます。
こちらは、かなりオヤジ趣味な音楽ブログですが、どうぞまたおいで下さい。
こちらも、ぜひ、おじゃまさせて頂きますね。
足跡、ありがとうございます。
こちらは、かなりオヤジ趣味な音楽ブログですが、どうぞまたおいで下さい。
こちらも、ぜひ、おじゃまさせて頂きますね。
3. Posted by リベット 2009年03月11日 00:13
こういう音楽って
まず譜面から始めるんですかね?
頭の中でジャムセッションがなっていたりするんですかね?
凡人には作れそうもないですし
完全に理解把握できることもなさそうだなぁと。
PS
シュガーさんがいらっしゃったんですね♪
まず譜面から始めるんですかね?
頭の中でジャムセッションがなっていたりするんですかね?
凡人には作れそうもないですし
完全に理解把握できることもなさそうだなぁと。
PS
シュガーさんがいらっしゃったんですね♪
4. Posted by shira-kumo 2009年03月12日 00:18
リベットさん、いらっしゃいませ。
>まず譜面から始めるんですかね?
そうなんですよね〜。そこが一番の不思議です。
1度限りのセッションならわからないでもないですが。
だいたい楽譜に出来ない音が多すぎるのに、どうして再現できるのか?
現代音楽には図形や顔文字を使った楽譜もあるみたいですけど、
自分には計り知れない世界です。
まあそこが面白そうなところでもありますが。
>まず譜面から始めるんですかね?
そうなんですよね〜。そこが一番の不思議です。
1度限りのセッションならわからないでもないですが。
だいたい楽譜に出来ない音が多すぎるのに、どうして再現できるのか?
現代音楽には図形や顔文字を使った楽譜もあるみたいですけど、
自分には計り知れない世界です。
まあそこが面白そうなところでもありますが。
5. Posted by 北川鶴昇 2009年03月31日 09:53
琵琶を知らない人にはノヴェンバーのソリストとしてしか
知られていないらしいのが私の師匠鶴田錦史先生です。
私も名古屋で一昨年と昨年
セントラル愛知交響楽団とノヴェンバーを弾きました
日本の伝統音楽は洋楽と違って楽譜から始めません。
先生の音を聴くことから始めます。
ノヴェンバーのカデンツァの部分は
武満徹と鶴田錦史の共同作業で生れたものです。
武満の要求する音を鶴田が弾いて見せて、武満が納得すれば譜に書く、
というやり方だった、と直接聞いています。
その譜は琵琶本来の譜に武満独特の表記の仕方を交えた特殊な譜です。
武満徹に関しては立花隆の武満徹30時間徹底インタビュー「音楽創造への旅」
が詳しいです。
知られていないらしいのが私の師匠鶴田錦史先生です。
私も名古屋で一昨年と昨年
セントラル愛知交響楽団とノヴェンバーを弾きました
日本の伝統音楽は洋楽と違って楽譜から始めません。
先生の音を聴くことから始めます。
ノヴェンバーのカデンツァの部分は
武満徹と鶴田錦史の共同作業で生れたものです。
武満の要求する音を鶴田が弾いて見せて、武満が納得すれば譜に書く、
というやり方だった、と直接聞いています。
その譜は琵琶本来の譜に武満独特の表記の仕方を交えた特殊な譜です。
武満徹に関しては立花隆の武満徹30時間徹底インタビュー「音楽創造への旅」
が詳しいです。
6. Posted by shira-kumo 2009年04月03日 02:04
北川鶴昇さん、コメント頂きありがとうございます。
ブログを通じて琵琶演奏家の方と交流できるとは、想像もしておりませんでしたので感激です。
そして貴重な情報をいただき感謝いたします。
鶴田錦史先生、武満徹先生、そしてノヴェンバー・ステップスについて、益々興味が深まる思いです。
北川先生のホームページを拝見させていただきました。
日本の伝統音楽について全く見識のない自分にとってはとても刺激的、魅力的で、また日本人でありながら何も知らずに来た事が恥ずかしくもあり。
これを良い機会に、是非勉強してみたいと思います。
ブログを通じて琵琶演奏家の方と交流できるとは、想像もしておりませんでしたので感激です。
そして貴重な情報をいただき感謝いたします。
鶴田錦史先生、武満徹先生、そしてノヴェンバー・ステップスについて、益々興味が深まる思いです。
北川先生のホームページを拝見させていただきました。
日本の伝統音楽について全く見識のない自分にとってはとても刺激的、魅力的で、また日本人でありながら何も知らずに来た事が恥ずかしくもあり。
これを良い機会に、是非勉強してみたいと思います。
7. Posted by Gianna 2014年03月11日 23:53
Quite interesting post! I am extremely delighted that I found your website. I\’m really amazed that you wrote this article. This is really very helpful thanks to you!