2009年02月14日
いまさら、でも・・・Blue Valentine

しかし、恐らく義理チョコすらもらえない今年は、また格別な味わいのこの曲。
初めて聴いたトム・ウェイツはアイランド時代のアルバム『Swordfishtrombones』だった。
この作品の衝撃があまりにも大きく、しばらくは他の音楽への興味がそがれたほど虜にさせられた。
それから当然他の作品にも手を伸ばし、アサイラム時代の旧作アルバムの音に触れることになる。
アサイラムのトム・ウェイツはアイランド以降とは別物ともいえる脚色の少ない直球な音で、
『Closing Time』『土曜日の夜』『Small Change 』『異国の出来事』・・・と聴けば聴くほどのめりこんだ。
LPで買ったタイトルを輸入盤CDでまた入手し、歌詞カード目当てで復刻版のCDでまた買い直したりして。
ここまで楽しませてもらってTomには感謝だな。
気がつくと2月14日。
もともと記念日というものにあまり思い入れも無い自分なのだが、バレンタインデーは少し甘酸っぱい。
シラフな今なので内容を語る勇気はないけど・・・。
今年も決め事のようにトム・ウエイツの『ブルー・バレンタイン』を聴く。
もう、自分の中での縛りになっている曲だ。
ギターのテンションノートが心の琴線をふるわせるこの名曲、そしてこの名アルバム。
ジャケット裏に当時恋人であったリッキー・リー・ジョーンズの後ろ姿が写っていることも、その後リッキー・リー・ジョーンズがアルバムで『マイ・ファニー・バレンタイン』を歌っていたことものちに知り、自分の中でますます思い入れが深まるエピソードソングとなった。
She sends me blue valentines
all the way from philadelphia
to mark the anniversary
of someone that I used to be
and it feels just like there's
a warrant out for my arrest
got me checkin' in my rearview mirrror
and I'm always on the run
thats why I change my name
and I didn't think you'd ever find me here
昔の恋人を忘れようとする男に、しかし毎年のようにヴァレンタインレターが送られてくる・・・
切ない男の気持ちを歌っているのだろうか?
ヴァレンタインデーに囚われ続ける男の女々しさか?
いずれにしても、やあご同輩!Tom Waits殿!
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この記事へのコメント
1. Posted by リベット 2009年02月15日 17:04
はじめまして。共通テーマから来ました。
トムウェイツはじめ
音楽の趣味が似ているようで書き込んでいます。
ホリーコールのカバー集もいいですよね。。。
特に邦楽ですが、名前は知っていても
聞いた事のないアーティストについても書かれてますね。
いろいろ参考にさせてもらいます。
トムウェイツはじめ
音楽の趣味が似ているようで書き込んでいます。
ホリーコールのカバー集もいいですよね。。。
特に邦楽ですが、名前は知っていても
聞いた事のないアーティストについても書かれてますね。
いろいろ参考にさせてもらいます。
2. Posted by shira-kumo 2009年02月15日 22:31
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
ホリーコールのカバー集がお好きなんですね。
自分もあのアルバムは最高に好きなアルバムのひとつで、
最近でもくつろぎたい時なんかによく聴きます。
同じ音楽が好きな人に出会えることは、嬉しいものです!
どうぞ、ぜひまたお越し下さいませ。
ホリーコールのカバー集がお好きなんですね。
自分もあのアルバムは最高に好きなアルバムのひとつで、
最近でもくつろぎたい時なんかによく聴きます。
同じ音楽が好きな人に出会えることは、嬉しいものです!
どうぞ、ぜひまたお越し下さいませ。