2008年11月03日
OKINAWAN SHIMAUTA QUEEN 大城美佐子
「亜熱帯の風景の中に解き放たれ、果実となって送り届ける」
「オキナワンブルースが映像詩となった希有なドキュメンタリーがここにある」
前にも紹介した「嘉手苅林昌 唄と語り」と同じく高嶺剛監督とのタッグによるドキュメンタリー。
高嶺剛監督の沖縄、島唄に対する愛情が感じられる映像と音が心地い。
嘉手苅林昌さんもそうだったけど、大城さんも若いときは不良だったとの告白からはじまる。
でも、それは毛遊び(もうあしび)という深夜に歌い踊りという遊びで、
その毛遊びに明け暮れるという、歌が好きな不良であって。
「嘉手苅林昌 唄と語り」の時の市場での映像も挿入されていましたが、
大城さんと林昌さんの深い深い繋がりがここでも垣間見られます。
そしてもちろん「白雲節」も収録されています。
「ハワイで白雲節を歌っている最中に沖縄の風景が目に浮かんできて、飛んで帰りたくなって涙が出た。」
という、これはもう白雲節を地でいくエピソードもあり、よかったなぁ。