2009年02月
2009年02月28日
幻の「サカナ・ロック」
家に帰り着き、もう日課になっているBLOGチェックを行う。
そして、どたばたした一週間にやっと終止符を打ってもらったような気持ちになる。
ありがとうございます。いろいろと、すみません。という気持ち。
「すみません」と謝るくらいなら最初から言うな、書くなとお叱りをうけそうだが、短い言葉で感謝の気持ちを伝えるのはなかなか難しいもので、ついつい「すみません」を付けてしまう。
今日はゆっくり休めそうだ思いつつ、いやこういう日こそもうちょっといってみようかと更新を。
別にこれで締めるわけではないけど、もうすぐ2月も終わる。早いものだ。
たった2ヶ月で自分の何が変わるのか定かではないが、新しい環境に身を置くと、当然ながら新しい発見をする。でも、ふと、これはいつか来た道ではないか?という疑念が裏腹につきまとう。
先に進んだのか?成長したのか?元に戻ったのか?性懲りもなく繰り返しているのか?
じゃあ、何に気がついたのか?
世の中には、頭で考えていた以上に色々な社会があるのだ!ということ。
色々な目線の社会について適合でき、それに関係性を持たせられれば面白い仕事になりそうだということ。
組織の影響が強い世界ほど、組織をバックに感じない横断的な動きが生きてくるだろうこと。
「使えるものは使え」、でも、そのぶん自分に科せられるしがらみが増えることを覚悟すること。
あと、現実問題、今の自分がいかに法律に無知なのかということ。いやその無知さ加減すらわからない怖さ
あと、なんだろう?
今日、今月最後の商いになる、長い一日を終えた。
予定30分遅れで起床となった朝、まずは戦場・北九州へ向かう。
銀行に行って、これまで手に持ったことのないくらいの現ナマを鷲づかみに支払いを終える。
これで瘤のような存在が一つ消えるなぁと安堵する。
そしてその消えた跡を自分の目で確認し、歩いて、次に打つべき手段に想いを巡らす。
それから気持ちを切り替えて次のターゲットへと出向くが、理不尽に感情的な対応を請けヘコむ。
この人とは、これからも解り合えることはないのだろうか。
その次のターゲットには、旧知の仲のように歓待を受け、まるで共有したかのような昔話に花咲き。
その後、不動産屋に向かうが予定外の肩すかし。
若戸大橋を超えて盲目の御師匠さんに会いに行き、いろいろと報告をした。
最後に図面を睨みながら、今後の方針・戦略会議。
そして寿司をつまんで満腹になり、これでお仕事終了。
いったい何がやりたいのか解らなくなってくる。
「フリーのSE」のイメージにほど遠いので、「流しの電算技師」ではどうだろう?
それとも「電脳御用聞き」なんてのもいい。ドライバー(ねじ回し)を持って出張パソコン修理もやった。
長崎まで出かけてパッケージソフトのマッチングを探り、隙間一発逆転を夢想するブローカー。
ほとんど経験の無かった不動産業にも足を突っ込んだし、もう怖いものはない。
「できない事が多いなんでも屋」とでも言っておこうか。
お金の回収も、
「後で請求まわしといてねっ」
「口座情報送っといてよ。あとで適当に振り込むから」
「お安くして下さいよ〜ね、ね、」
帰り際にだまって封筒を渡してくれることもあった。(これを「とっぱらい」というのか?)
まるで行商のような今の姿は、ちょっと前までの自分には想像できなかっただろうな。
マスターベーションも長くなると感覚が麻痺してくるので、このくらいにしておきたい。
ちょっとスッキリ。
最後に音楽の話し。
「サカナ・ロック」なるバンドが今熱い!
という最新情報を本日入手したので、早速ネットで検索するも正体不明。
なにもひっかからない。
「ひっかかった」のはガセネタのほうにか?
引き続き調査を実施する!
そして、どたばたした一週間にやっと終止符を打ってもらったような気持ちになる。
ありがとうございます。いろいろと、すみません。という気持ち。
「すみません」と謝るくらいなら最初から言うな、書くなとお叱りをうけそうだが、短い言葉で感謝の気持ちを伝えるのはなかなか難しいもので、ついつい「すみません」を付けてしまう。
今日はゆっくり休めそうだ思いつつ、いやこういう日こそもうちょっといってみようかと更新を。
別にこれで締めるわけではないけど、もうすぐ2月も終わる。早いものだ。
たった2ヶ月で自分の何が変わるのか定かではないが、新しい環境に身を置くと、当然ながら新しい発見をする。でも、ふと、これはいつか来た道ではないか?という疑念が裏腹につきまとう。
先に進んだのか?成長したのか?元に戻ったのか?性懲りもなく繰り返しているのか?
じゃあ、何に気がついたのか?
世の中には、頭で考えていた以上に色々な社会があるのだ!ということ。
色々な目線の社会について適合でき、それに関係性を持たせられれば面白い仕事になりそうだということ。
組織の影響が強い世界ほど、組織をバックに感じない横断的な動きが生きてくるだろうこと。
「使えるものは使え」、でも、そのぶん自分に科せられるしがらみが増えることを覚悟すること。
あと、現実問題、今の自分がいかに法律に無知なのかということ。いやその無知さ加減すらわからない怖さ
あと、なんだろう?
今日、今月最後の商いになる、長い一日を終えた。
予定30分遅れで起床となった朝、まずは戦場・北九州へ向かう。
銀行に行って、これまで手に持ったことのないくらいの現ナマを鷲づかみに支払いを終える。
これで瘤のような存在が一つ消えるなぁと安堵する。
そしてその消えた跡を自分の目で確認し、歩いて、次に打つべき手段に想いを巡らす。
それから気持ちを切り替えて次のターゲットへと出向くが、理不尽に感情的な対応を請けヘコむ。
この人とは、これからも解り合えることはないのだろうか。
その次のターゲットには、旧知の仲のように歓待を受け、まるで共有したかのような昔話に花咲き。
その後、不動産屋に向かうが予定外の肩すかし。
若戸大橋を超えて盲目の御師匠さんに会いに行き、いろいろと報告をした。
最後に図面を睨みながら、今後の方針・戦略会議。
そして寿司をつまんで満腹になり、これでお仕事終了。
いったい何がやりたいのか解らなくなってくる。
「フリーのSE」のイメージにほど遠いので、「流しの電算技師」ではどうだろう?
それとも「電脳御用聞き」なんてのもいい。ドライバー(ねじ回し)を持って出張パソコン修理もやった。
長崎まで出かけてパッケージソフトのマッチングを探り、隙間一発逆転を夢想するブローカー。
ほとんど経験の無かった不動産業にも足を突っ込んだし、もう怖いものはない。
「できない事が多いなんでも屋」とでも言っておこうか。
お金の回収も、
「後で請求まわしといてねっ」
「口座情報送っといてよ。あとで適当に振り込むから」
「お安くして下さいよ〜ね、ね、」
帰り際にだまって封筒を渡してくれることもあった。(これを「とっぱらい」というのか?)
まるで行商のような今の姿は、ちょっと前までの自分には想像できなかっただろうな。
マスターベーションも長くなると感覚が麻痺してくるので、このくらいにしておきたい。
ちょっとスッキリ。
最後に音楽の話し。
「サカナ・ロック」なるバンドが今熱い!
という最新情報を本日入手したので、早速ネットで検索するも正体不明。
なにもひっかからない。
「ひっかかった」のはガセネタのほうにか?
引き続き調査を実施する!
2009年02月27日
月曜の脂汗はパニック障害か?
電気をつける。
ああ、なんということ。眠れない。
今日は朝8時から出動してフル回転していたので、結構な疲労なのに。
夜の儀式である薬物摂取はとっくに終わった。
さらに眠剤追加しても眠れない。
今週、長崎行きのJR内で起きた吐き気と眩暈と不安と脂汗。
あれはパニック障害だったのかな?
前日の夜明かし後に感じた震えは、いくぶん収まったが。
眠ろうとすると、今日、昼間自信満々に臨んだ障害対応に失敗して、
それがあたまにこびりついて離れないみたいだ。
やっぱりそんなに気にしていたのか。自分。
最近のブログ更新の強迫観念は、一種の精神障害なのか。
躁病患者が身近な人にいた自分としては、あんなになってしまう自分を想像すると絶望的になる。
夜中に眠れなく無し、眠剤を入れ、それでも眠れない悪いパターンはあれだ。
あれ、あれだ。言葉が出てこない。
明日の出発時間は午前7時。
眠剤追加でへろへろになるか、寝過ごすか?
このまま寝ずに明日一日の強行スケジュールを乗り切られる?
選択が迫られている。
頭が空回りして。クラッチが滑り。
とりあえずサイドブレーキを踏むしかないか。
これ以上飲みたくない。
ブログをログオフしろ!
寝ろ!とにかく。
ああ、なんということ。眠れない。
今日は朝8時から出動してフル回転していたので、結構な疲労なのに。
夜の儀式である薬物摂取はとっくに終わった。
さらに眠剤追加しても眠れない。
今週、長崎行きのJR内で起きた吐き気と眩暈と不安と脂汗。
あれはパニック障害だったのかな?
前日の夜明かし後に感じた震えは、いくぶん収まったが。
眠ろうとすると、今日、昼間自信満々に臨んだ障害対応に失敗して、
それがあたまにこびりついて離れないみたいだ。
やっぱりそんなに気にしていたのか。自分。
最近のブログ更新の強迫観念は、一種の精神障害なのか。
躁病患者が身近な人にいた自分としては、あんなになってしまう自分を想像すると絶望的になる。
夜中に眠れなく無し、眠剤を入れ、それでも眠れない悪いパターンはあれだ。
あれ、あれだ。言葉が出てこない。
明日の出発時間は午前7時。
眠剤追加でへろへろになるか、寝過ごすか?
このまま寝ずに明日一日の強行スケジュールを乗り切られる?
選択が迫られている。
頭が空回りして。クラッチが滑り。
とりあえずサイドブレーキを踏むしかないか。
これ以上飲みたくない。
ブログをログオフしろ!
寝ろ!とにかく。
2009年02月26日
ありふれた奇跡を論評するひとへ、感想
ドラマをちゃんと観るのは、だいたい1シーズン・1本くらいだと思うので、当たりがあると嬉しいもの。
でも、テレビドラマ向きではないように思ってしまう。ありふれた奇跡。
録画してCMをカットして見ないと、流れがブチブチ切れる感じが残念なので。
ブルーレイやハイビジョンHDDレコーダーを持ち合わせない哀しさで、高画質の動画・高音質にこだわるか?CMレスで集中できる味わいか?と天秤にかけて、今回は画質を採用した結果なのだから、自己責任だと言われればそうかもしれない。再放送までにはレコーダーを調達することにしよう。
22時直前にTVをつけ、じ〜っと身体が固まってしまい、CMの間は思考停止状態を強制的に作って電源は入っているがスタンバイ状態、そしてまた意識を戻し…を繰り返して、最後にエンヤが流れはじめると音楽に身をまかせてエンドロールを視界ににとどめながら、CMでまたクールスタンバイ、最後に次回予告を確認して、即電源を落とす。そしてこのブログを書いて終了っと。
確かに目を背けたくなるような一方的な思い込みが、不自然・不愉快に感じそうな場面も多々あるものの、頭を捕まれて直視させられているような感覚が正直なところ。いずれにしても、ありふれた奇跡のその「奇跡」を確認しておきたくて、ついつい観てしまう自分。
どこかの芸能評論家?が、かなりこき下ろしている記事を見かけたが、その筆者が過去に悪く書いていた作品が自分の好きだった作品と合致しているのを確認し、なんだか気持ちよくなってしまった。たとえネタバレしてようとも視聴率がそんなに良くなくても、山田太一作品がどうとかも関係なく思えさせてくれる瞬間。
自分の指向性を確認することによって得られるただの自己満足だろうけど。
とりあえず、ありがとう、と勝手に言っておきたい。
でも、テレビドラマ向きではないように思ってしまう。ありふれた奇跡。
録画してCMをカットして見ないと、流れがブチブチ切れる感じが残念なので。
ブルーレイやハイビジョンHDDレコーダーを持ち合わせない哀しさで、高画質の動画・高音質にこだわるか?CMレスで集中できる味わいか?と天秤にかけて、今回は画質を採用した結果なのだから、自己責任だと言われればそうかもしれない。再放送までにはレコーダーを調達することにしよう。
22時直前にTVをつけ、じ〜っと身体が固まってしまい、CMの間は思考停止状態を強制的に作って電源は入っているがスタンバイ状態、そしてまた意識を戻し…を繰り返して、最後にエンヤが流れはじめると音楽に身をまかせてエンドロールを視界ににとどめながら、CMでまたクールスタンバイ、最後に次回予告を確認して、即電源を落とす。そしてこのブログを書いて終了っと。
確かに目を背けたくなるような一方的な思い込みが、不自然・不愉快に感じそうな場面も多々あるものの、頭を捕まれて直視させられているような感覚が正直なところ。いずれにしても、ありふれた奇跡のその「奇跡」を確認しておきたくて、ついつい観てしまう自分。
どこかの芸能評論家?が、かなりこき下ろしている記事を見かけたが、その筆者が過去に悪く書いていた作品が自分の好きだった作品と合致しているのを確認し、なんだか気持ちよくなってしまった。たとえネタバレしてようとも視聴率がそんなに良くなくても、山田太一作品がどうとかも関係なく思えさせてくれる瞬間。
自分の指向性を確認することによって得られるただの自己満足だろうけど。
とりあえず、ありがとう、と勝手に言っておきたい。
サラ・ブライトマンの成功
今日の福岡国際センターはどれだけに凄かったのだろう?
BARKSに初日・日本武道館の豪華絢爛模様が紹介されている。
http://www.barks.jp/news/?id=1000047351
御年48歳(とwikiにあったが、建前は非公表?)とは思えない、お姿も全然いけてるサラ・ブライトマン。
記事中にもあるが、高額チケットを、
日本武道館→福岡国際センター→日本ガイシホール→大阪城ホール→日本武道館→日本武道館
とほぼ完売しているらいしい。
実力と容姿と曲に恵まれて、さらに恐らく相当な努力で今の位置を維持しているのはまちがいないだろう。
もっとも、「千の風になって」の秋川雅史も、クラシックの専門家は辛い評価を下しているというような話しを聞くと、そんな真贋を見抜く力がない自分がオペラ歌手としてのサラ・ブライトマンの凄さを理解しているとは到底思えない。ただ『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』を聴くと脊髄反射のように鳥肌が立つこの事実は、専門家の評価など別に気にすることはないのだという思いを後押ししてくれる。ただそれだけ。
サラ・ブライトマンのような景気の良いミュージシャンがいる一方で、最近どこの国も不景気のさなか、パトロン達の力が弱まっているであろうクラシック音楽界、特に莫大なお金を必要とするオペラ音楽の関係者などの窮状は容易に想像する事ができる。
芸術と娯楽の境目を意識することもない自分は、クラシック音楽だってもっと戦略的なマーケティングを…とかなんとか無責任なことを書いたり出来るが、当事者の方々はこのビルボードのクラシックとダンス音楽部門で同時に1位を獲るようなサラ・ブライトマンのクロスオーバーな成功をどう捉えているのだろう?
冷静に分析したりしているのかな?
教育の問題だと諦めている感じなのかな?
はなっから芸術は一般大衆に支えられるものではないとかいう考えなのだろうか?
今も昔もクラシック音楽(芸術)の趣味と経済力はかなり相関がありそうだけど、そんなものはあんまり認めたくもないので、クラシック音楽関係者にはめげずに頑張っていって欲しいと願ってやまない。
好きな音楽で生活を送られるということは、本当にうらやましい特別なことなので。
2009年02月25日
謎のDr.X
今、世間をさわがせているNHKに対する嫌がらせ。
福岡の現NHKはご近所なので、一昨日は爆発音と思われる「ドスッ」という鈍い雷のような音を聞いていた。
時間的にあれがNHKでの爆発だろうなとあとから気づき、そうするとニュース記事が急に身近に感じてくる。
今日いつものように歩いて横切ったのは旧NHK跡地、今は岩田屋のある福岡天神。
そしてまたすぐ近くの郵便局に着いた旧NHK跡地の住所宛になっている銃弾らしきものが入った不審な郵便物が、警察に押収されたらしい。
なぜいま「赤報隊」なのか?なぜわざわざ昔の住所に郵便物を送りつけたのか?これはテロなの?
いつもなら日々報道される一事件なのだが、にわかに疑問と不安が湧いてくる。
いかに日頃から問題意識が欠如しているということか。
自分の行動範囲で事件が起きないと、まったく想像力が働いていない脳天気な自身が浮き彫りだ。
夕刻、その旧NHK跡・岩田屋の近くで打ち合わせの予定があり、その時間までまだ約30分ある。
そこで、時間つぶしにこれまた岩田屋から近い警固公園をふらふら、ぶらぶら。
すると気持ちの良いJAZZサックスの調べに引き寄せられ。
自分よりはるかに縦も横も大きい男が一人、太い音でサックスを吹いていた。
ストリートミュージシャンにしては相当上手い。
時間まで2、3曲は聴けるかな?と思いながら遠巻きに楽しむ。
「どてら」のようなコートを羽織った黒人の彼は、黙々と演奏を続けていた。
その演奏技量のわりには足を止める人が少ない。ストリートではそんなものなのかな。
どこでどういういきさつがあって、この福岡の公園でサックスを吹くことになったのだろう?
そんな興味がわいてきて。その足もとに手売りのCDが数枚置かれているのが目に入り。
そしてちょうど演奏が切れた曲間に目が合ってしまった。
これは当然CD買うしかないでしょう。「一枚下さい」と催眠術にかかったように。
CDを受け取ると、「いつもここでやってるから、また聴きに来てくれよ!」と(たぶん)言われ、握手を交わして約束の場所に向かった。
ジャケ買いは幾度もあるが、目を合わされて買っちまったのは初めてかも。
『Dr.X』というクレジットの『Paradigm』。
基本は打ち込み中心のミクスチャーJAZZという感じだが、思いのほかしっかりとした録音で、
そしてやっぱりちゃんとしたミュージシャンだった。
うーん、ますますミステリアスな男だな。Dr.X!
福岡の現NHKはご近所なので、一昨日は爆発音と思われる「ドスッ」という鈍い雷のような音を聞いていた。
時間的にあれがNHKでの爆発だろうなとあとから気づき、そうするとニュース記事が急に身近に感じてくる。
今日いつものように歩いて横切ったのは旧NHK跡地、今は岩田屋のある福岡天神。
そしてまたすぐ近くの郵便局に着いた旧NHK跡地の住所宛になっている銃弾らしきものが入った不審な郵便物が、警察に押収されたらしい。
なぜいま「赤報隊」なのか?なぜわざわざ昔の住所に郵便物を送りつけたのか?これはテロなの?
いつもなら日々報道される一事件なのだが、にわかに疑問と不安が湧いてくる。
いかに日頃から問題意識が欠如しているということか。
自分の行動範囲で事件が起きないと、まったく想像力が働いていない脳天気な自身が浮き彫りだ。
夕刻、その旧NHK跡・岩田屋の近くで打ち合わせの予定があり、その時間までまだ約30分ある。
そこで、時間つぶしにこれまた岩田屋から近い警固公園をふらふら、ぶらぶら。
すると気持ちの良いJAZZサックスの調べに引き寄せられ。
自分よりはるかに縦も横も大きい男が一人、太い音でサックスを吹いていた。
ストリートミュージシャンにしては相当上手い。
時間まで2、3曲は聴けるかな?と思いながら遠巻きに楽しむ。
「どてら」のようなコートを羽織った黒人の彼は、黙々と演奏を続けていた。
その演奏技量のわりには足を止める人が少ない。ストリートではそんなものなのかな。
どこでどういういきさつがあって、この福岡の公園でサックスを吹くことになったのだろう?
そんな興味がわいてきて。その足もとに手売りのCDが数枚置かれているのが目に入り。
そしてちょうど演奏が切れた曲間に目が合ってしまった。
これは当然CD買うしかないでしょう。「一枚下さい」と催眠術にかかったように。
CDを受け取ると、「いつもここでやってるから、また聴きに来てくれよ!」と(たぶん)言われ、握手を交わして約束の場所に向かった。
ジャケ買いは幾度もあるが、目を合わされて買っちまったのは初めてかも。
『Dr.X』というクレジットの『Paradigm』。
基本は打ち込み中心のミクスチャーJAZZという感じだが、思いのほかしっかりとした録音で、
そしてやっぱりちゃんとしたミュージシャンだった。
うーん、ますますミステリアスな男だな。Dr.X!
2009年02月24日
Tower of Power
Tower of Power / Tower of Power
今日は福岡→長崎→福岡という西九州往復の一日。
昨日は夜まで寝ていたので、やり残した仕事を朝までにかたずけて博多駅に向かうと、
人身事故の為ダイヤがめちゃくちゃになっていて。
一時間ちかくプラットホームの行列に並んで、やっと電車に乗ったら満員で座席に座れず。
行きの電車の中で確認しておこうと思っていた資料を電車に揺られながらながめる。
さらに一時間近く立っているとなぜか脂汗がでてきて意識を失いそうになり。
これはいかんと資料をしまい、目を閉じ、ただ時間が過ぎるのを待つ。
やっと空いた席に崩れるように身体を落とし、また意識が遠のく。
いかんいかんと音楽で気合い一発をと。
無作為に流れたのが『Tower of Power』のこのアルバムだった。
乾いたファンクのビートとホーンセクションがあまりに現実離れしていて、
これでもう眠りに落ちることはないだろうと確信した瞬間に、あっけなく落ちていた。
・・・
目が覚めた瞬間に、降りるはずの駅はもうすぎていたことに気がつく。
まあいいや。どうせ全部JRのせいにするつもりだから。
2009年02月23日
Time waits for no one.
残念ながら、タイムリープなどという経験はまだない。
だが、この現実は記憶のトンネルを抜けて突然現れた未来ではないか?
・・・と感じるほど記憶がなくなっていたり、0コンマ何秒の世界で記憶の糸が切れてしまい、その糸の端を探し戸惑うことが実に多くなってきたことか。
ダイヤリーの行動予定を気にしながら、しかし書き込んだ時点で目的から解放される感覚。
「安心」の担保として必死にメモを残すことで本題に集中できず散漫になる会話。
打ち合わせにICレコーダを持ち込まなかったことの後悔、そんな自分がまた情けなく腹立たしく。
デジャブは超短期記憶喪失だとかいう仮説が正しいなら、その経験すら減ってきた最近の自分は少しやばいのかもしれない。
実は記憶がなくなったということすら覚えていない自分がいるのではないか?という不安。
まあ恐らくこの恐怖は、何もかも自分の頭から記憶が消えるまでは続くのかもしれないが。
そして恐怖を経験すると、最近はこうしてブログに恐怖の記憶を残したりする。
「昨日の夜中にしでかしたことが、どうしても思い出せない」
朝から頭が痛い。薬を飲む。身体が動かない。夜まで目を閉じてやりすごす。以上。
残しておかなければ恐怖した自分自体もなくなってしまうような気がして。
そんなに恐れているのなら、いっそ何も記録しないで送れる生活が幸せなものなのかと考えてみると、どうも自分の価値観、想像力では判断しかねる。
ならば、全部の行動、全部の思考、全部の感覚を完璧に記憶できる装置を装着し、いつでもどこでも瞬時に検索可能なシステムを導入すればいいかというと、たぶん気が狂いそうだな。
でも、一応そんな未来方向を目指して人間はつき進もうとしているのだろう。
それが本当に「幸せ」という目標に重なるかどうか、人は問いながら考えながら進んでいけるものだろうか?
なんか、この前もブログで同じような事を書いた気がする。かすかな記憶。
会社に入社して、覚えたてのプログラム言語で悪戦苦闘していた頃のこと。
頭の切り替えが不得意な自分は、仕事のON、OFFが効かず四六時中プログラムのロジックを組み立てることに追い回される日々を送っていたことがあり。
夢の中にまでも現れるループするロジックに悩まされた経験がある。
何度も何度も同じシーンが夢の途中で繰り返される。
夢の中で飯を食っていたりして、箸を上げた瞬間にメシ屋の前に立っていているシーンに戻り。
そして店に入って注文し、注文を待ち、さあ食べようと箸を上げる瞬間にまた店の前に立っている。
ご丁寧にも中断する直前、頭の中のスクリーンの横にピピッとシーケンス番号が出てきて異常終了。
さあまたシーケンス100番、店の前に戻って・・・の繰り返し。
ロジックのループに対する恐怖なのか、パターン化され脳に焼き付いた回路がそんなヘンテコな夢を見させたのか。なんとかリフレッシュ、切り替え、ON・OFFせねばという脅迫観念で、いやになった。
今となってはまた見てみたい夢でもあるなぁ。
筒井康隆の『時をかける少女』は、偶然身につけた力であるが、自らブレークポイントにたどり着く。
繰り返される時間は、決してプログラムで組んだような同じLOOPではなく、ちょっとした意思の力で枝分かれした違う未来を進むことになる。それも過去の記憶をひきずりながら上塗りしながら。
でもそれはちょっとした記憶をひきずっているか、いないかの違いだけだとも言えるけど。
失敗を挽回しようと時をかける姿は、なんかDBのトランザクション処理でしくったとき、トレース頼りに回復処理が走るのに似てる気もするが、それはあくまでも既定路線に戻すだけ。失われるデータが存在するかもしれないが、ゴールは既に決まっている。
とにかく違う未来の選択がそこにある。
自分は少しの記憶が消えてしまった時点で、もう違う未来(過去?)を歩んでいることなのかもしれない。
だから記憶のない新しい未来も存在するのだ、と自分に言い聞かせたりする。
そんなどうでもいい事をまた記録としてブログに書き留めたことで、違う未来をたぐり寄せようとする。
なんかもがいている感じだな。おれは。
三日月
アーティスト:くるり
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2009-02-18
おすすめ度:
昨日「くるり」の「三日月」一曲をループ再生していた。
何度繰り返しても、これが一回一回ちがうんだなぁ。
歌詞に集中したり、
ベース音を追っかけたり、
ギターリフの運指を想像したり、
ピアノが弾けた気になって悦に入ったり、
岸田繁の歌声をただ無心で受け止めたり、
いいかげん耳が痛くなってイライラしてきたり。
・・・
少し飽きてきたけど・・・ん〜でもあともう一回。
これは自分にとって、ちっちゃなちっちゃな未来を選択する瞬間でもあると思う。
2009年02月22日
三日月 / くるり
ユニコーンといい、くるりといい、新曲続きで刺激的なこの頃。
そして少なくとも世間の音楽の流れと、自分の感覚が大きくかい離してないという安心感も感じる。
そう。自分がなんだか世間とのつながりを求めている証拠なのだろう。
この三日月をどこか遠くの街で見つけたら
この三日月のかけらのことを教えて下さい
2分54秒という短い時間の曲が、いっそう短く感じる。
曲が流れているうちに、考えてしまう事柄がいっぱいでてきて、また繰り返す。
このエンドレス再生のループにはまりながら。
メロディーはくるりの節ではあるけれど、ピアノのアレンジがおおらかで温かい。
なんかちょっと新しい。くるりの音ではあるのに。いやいつもそうなのだ、くるりは。
おなじみTOM WAITSの『Grapefruit Moon』をまず思い出した。
そういえばこの曲もゆるやかなシャッフル気味のリズムだ。
Grapefruit moon, one star shining, shining down on me.
Heard that tune, and now I'm pining, honey, can't you see?
そして『三日月』というタイトルに想いを馳せる。
絢香・三日月という知名度で大きく成功した曲があるのに、あえて同タイトルでリリース。
セールスのリスク(?)よりアーティストの表現したいものを優先した結果なのだ。潔い姿なのだ。
・・・と、どうしても贔屓目に見てしまう自分。
この曲はNHK「浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜」の原作をイメージして作ったもので、
決してアルバムの一曲として意識した曲ではないとの事。
月のやさしく見守るような光り・存在は恋する人を想う歌によく映える。
このさみしさを、
どうか優しさに変えていきたい
どうか優しさに変えてとどけたい
最近の自分は、さびしがり病にかかっているのかもしれない。
いい年をしたオッちゃんが、何を感傷的になっているのだろうか。
笑っちまうけどこの気持ちばっかりはしかたない。
2009年02月21日
CHAMBRE / UNICORN
『CHAMBRE』(シャンブル・フランス語?で部屋?寝室?)
CD不況のご時世、このアルバムは売れ行き好調のようで。
自分のような盲信的?再結成ノスタルジーに浸りたい?ファン、民生ソロになってからのファン、木村カエラなどプロデューサーとして注目しているファンなどの人達に支えられて、売れることだろう。
再結成が音楽業界の新しいビジネスモデルなんてうがった考えはどうでもいい。
とにかくユニコーンファンの期待は裏切らないサウンドだったらOKなはずだ。
(いや裏切られたい気持ちもちょっとあったけど・・・)
かつてビートルズをパロッたきたように、今度は過去のユニコーンをパロッっているのかもしれないが。
そして最後に『HELLO』というのが、意味深でもある。
毎度月並みな言葉だが「いい曲だなあ」と思った。
阿部Bのワンフレーズな歌詞も頭に残るし。SORA MITE GOROUND!
PODにレスポールつないで、バックにCD爆音ミックスの至福の時間。
あっという間にこんな時間になってしまった。
それにしてもこの数日間、いったいいくつのパターンのユニコーンを見つけただろう?
人民服みたいな格好ではしゃぎ回るユニコーン。
やっさんの眼鏡を燃やすジミヘン達。
逆にジミヘンのギターを燃やす横山やすし達。
松たか子を前にしてピンクに正装した「僕らの音楽」。
お堅く公共放送に出ていた警察官達。
Mステは見られなかった。残念。
思いっきりラフな格好でくつろいだ雰囲気のレコーディング風景。
レコーディングの打ち上げでばか話して大笑いしながら飲んでいる彼ら。
そしてこれから始まるライブツアーへの期待を隠しきれない気持ちを語り。
これだけ周到に準備して盛り上がる舞台を演出し、ライブで燃え尽きるつもりなのか?
2009年02月20日
ありふれた奇跡 / Enya
『ありふれた奇跡』オリジナル・サウンドトラック
アーティスト:TVサントラ
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2009-03-11
揺れ動く心を見透かされているような気分になる「ありふれた奇跡」。
こんなおだやかな進行なのに、心はおだやかでないドラマ。
感じる人と感じない人の溝は埋まるのか?
それとも、そもそも埋める必要もないのか?
とりあえず、今日はエンヤを流しながら、眠りにはいっていこう。
『Dreams Are More Precious』
おやすみなさい。。。
アーティスト:TVサントラ
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
発売日:2009-03-11
揺れ動く心を見透かされているような気分になる「ありふれた奇跡」。
こんなおだやかな進行なのに、心はおだやかでないドラマ。
感じる人と感じない人の溝は埋まるのか?
それとも、そもそも埋める必要もないのか?
とりあえず、今日はエンヤを流しながら、眠りにはいっていこう。
『Dreams Are More Precious』
おやすみなさい。。。