2009年08月27日
LIFE 井上陽水 第三夜 「不思議な素顔」
井上陽水さんがこんなに自分の事を話すのを聞いた記憶はあまりない。
面白くて可笑しくて含蓄や揶揄があって、やっぱり引き込まれる魅力があり。
今夜はリリーフランキーさんとの縁側対談を軸に番組が進む。
語りは第一夜から同じく宮沢りえさん。
博多の飲み屋で水谷豊と飲んでいて、ゲイに間違えられた話し。
そう見えるほどの相手の懐に入り込むんだろうけど、やっぱり不思議な人だ。
TVを見るのが大好きで、受験日の前の日に葛藤しながらもテレビの誘惑に負けた話し。
とんねるずに明るい歌を唄えと言われて「都会では、自殺する〜」と歌い出し、頭をはたかれる。
しみじみするより笑わせるほうがいい。そんな言葉のウラの裏まで考えてしまう。
あたりまえより変わったことのほうがいいじゃん。という言う。
たくさん浪人して大学に行かない。アマチュア経験がないままプロになる。
どこまでが本気で、どこまで考えているのか定かではない。
リリーさんとは北九州、筑豊の先輩後輩である井上陽水さん。
小倉でのエピソードなどもあり、一層身近な存在として感じてきて。
九州の男の子はシャイで寡黙でつやつけ(かっこつけ)で・・・などと言っていたが、
二人ともよくしゃべるじゃん、などと思いながらも、自らが九州の男代表のような二人の話ぶりに、自分もちょっと良い気持ちになる。
こんな良き先輩後輩のお付き合いをされているリリーさんがうらやましく。
ちょうど昨日ブログを書いていたら、真夜中に電話がかかってきて、なんだ?こんな真夜中に誰だ?と思って携帯を見たら同じ学校出の先輩からで。なんとなくオマエが気になって、と、よっぱらって電話してきてくれて。嬉しいやら迷惑やら。いや、やっぱり嬉しいか。
いつぞやは、やはり夜中に電話があって、「今おまえんちの前におるから、出てくれ」といわれて出てみると、タクシーの中から、「飲んでて金が足りんくなって。ちょっと貸してくれ。」と。そのままウチに上がり込んでまた飲んで。
自分にもこの先輩がいたなあと思い出したところ。
「”LIFE”ってなんの意味だっけ?あ、そう人生だね」というとぼけて見せる陽水さん。
オレのブログタイトル[音楽生活] を [音楽人生] にこそっと変更しようかな?などと頭をかすめていると、
「人生は重いよね。大変だよね。色々あるよね」。
と言いながらも、ケラケラ笑いながら、はぐらかす。すかす。受け流す。
甲斐よしひろさん曰く「(陽水)先輩が辞められないからオレもやめられない。」
そだ。先輩とはそんな存在かもしれない。
明日、最終夜のサブタイトルは、『少年時代 ディラン 創作』だという
あ〜またここでもボブ・ディランでやんの。
いやビバリーヒルズ青春白書を見てディラン・マッケイのファンになったとか?んなーこたぁない。
なんとか修正できないもんかな?ディランを通ってこなかったおれの過去を。
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この記事へのコメント
4日間見てきて、やっぱり謎だらけな人間だというのが感想です。
「少年時代」はもう定番ソングですね。
この曲が、自分の代表的なイメージだろうな、とインタビューの中でも言っていましたよ。