音楽生活 - music life -
音楽が好きで始めたこのブログ。

好きな音楽の紹介、新譜CD,DVDの感想、ライブレポート、音楽ニュース、お気に入りYoutube紹介、
日々の生活と音楽をこじつけた日記などです。

2009年05月05日

向こう側までの距離と時間、その使い方

RIMG0672

忌野清志郎さんが亡くなることになる日の前日深夜、いやもう当日早朝だった。
深夜までの仕事を終え、帰宅して時計を見ると既に午前3時を回っている。
帰宅すぐはいつも神経がすこしだけ興奮状態にあり、その熱がさめるまでの間だはいくらAM3時でも寝付くまでにはまだしばらくの儀式が必要な普段。
いつもなら眠剤の力を借りて強制的に床につくのだが、その深夜は、なぜだか寝るにはまだ物足りないような気分であり、でも時間的には翌朝が危なすぎる。
なのにTVをつける。そしてリモコンのボタン割り当てにも設定しないムービープラスなのに、引き込まれたようにチャンネルを合わしていた。
めずらしいドイツ語の映画がやっていた。
まさか、あの映画?『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』なの?
ulalaさんに絶対観ると誓ってから、どんどん先送りされていたこの映画。
そしてTSUTAYAに借りに行って在庫切れとからぶりに終わってふてくされたあの映画。
もう縁がないのかと思っていた。

現在時は3時40分くらい。
このタイミングは、これは見なくてはいけない。これもは神様の啓示だ。(なんて無理やり思いこむ)
もう明日のことは・・・いや今日のことはどうにでもなる。
面白くなかったら寝ているだろうし、面白かったら、見るべきなのだ。

観た。もう外は明るくなりつつある。ひんやりした朝にけだるい身体。

想像していたイメージに近い映画だったように感じた。
でもそれは、だいたいのストーリーのイメージがあったためもあるが、そんなに悪い意味ではない。
自分の期待の高さに十分答えてくれたように思う。
導入部分が思いっきり長い音楽PVであるような感覚に陥る。
その前振りも最後に出てくる曲の登場を十分演出してくれた。
ラストは静かに静かに震えた。

そして、見終わった後に、あと自分が生きられる時間についての想像を強制させられた。
何を残して人生を全うすることができるのかを考えた。
もしかすると死んでいたかもしれないあの時、「もう一度だけチャンスを下さい」とはじめて神というもの(なんの神かはよくわからない)に祈った夜の事を思い出した。
チャンスをいただいた自分は、その計らいに対して、いったい何を報いることができたのか?

その夜のニュースに、どうしてキヨシローが逝くことがそんなに虚しく不条理に感じたのか?
それはあんなに祈って戴いたチャンスを大事にしていない自分への苛立ちと恥ずかしさなのだろうか。
つい、この先残された時間を計りながら思ってしまう。
かっこよく生きたいと深く思う。


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1. ◆PLEASE  [ 闇夜に参上 ]   2009年05月07日 00:18
権力には牙をむき、レコードが発禁になったり、生放送が突然中止になったり、とにかく

この記事へのコメント

1. Posted by ulala   2009年05月07日 07:36
死は結局、その死と自分の関係性に言及してゆくことでしか語れないのかもしれません。
いや、自分は「自分」ばかりの人間なので、滅私奉公・・なんて言葉は死語です。
何が言いたいのかというと、自分なくしては何もあり得ないし、今存在している宇宙も世界もあり得ないということです。
だから死んでいった人と自分の関係でしか死んだ人は語れないし、だからその人は受け取る人の形の数だけあってその人の中で生き続けるのだと思います。
死んだその人を通じて自らが浮かび上がる、それって多分いいことなんでしょう。いや、悪いことではないというくらいの婉曲的表現の方がいいかな。

『ヘブンズドア』いかがでしたか?
誰もがあんなにカッコよくこの世におさらばできるわけじゃない。
でも、死んだ人とは夢の中でくらいしか会えないんだから、その邂逅はそれとして置いといて、
生きてる僕らはもうちょっといきましょうよ。
だって、僕らはキヨシローやいろんな人にエネルギーを、何十年も、断続的であるにせよ注いでもらえたんだから。
時にセンチメンタル、
時にブルー、
時にハッピー、でも。
泣いた翌日に笑うことだってできる。ハッピーな翌日どん底で辞めたくなることだってある。

関係ないけど、
最大の親孝行は親よりも長生きすることだって言葉がありますが、あれって最近しみじみそうだなって思えます。

2. Posted by shira-kumo   2009年05月08日 02:49
他人の死について悲しむ、ということについて、
ブログで言葉にしてみて、そしてulalaさんにも指摘されて、振り返り、
そうだ自分との関係性が作り上げている現象なんだなぁと改めて気づき。
わかっていたつもりでも、わかってなかったこと、それを再認識できたことが収穫だったなと。。

「ヘブンズドア」は、元々あった期待感や、いくつかの偶然がかさなって観ることになった状況や、
キヨシローのことやその時の精神状態やらも含まれてしまいますが、心に残る映画でした。
最後のあの一曲が聴きたくて、自らの感情をそういう状態に持っていった感も少しあるか?ですが。

> 最大の親孝行は親よりも長生きすることだって言葉がありますが、あれって最近しみじみそうだなって思えます。

いや、これは自分にとっては関係ありなお言葉です。
これは、かなり強く思ってました。
おふくろには自分の葬式ださせられないや、というのが最後の踏ん張りで。
この気持ちも思い出しました。感謝です。
3. Posted by シュガー   2009年05月08日 21:36
私もカッコ良く生きたいです。
4. Posted by shira-kumo   2009年05月09日 23:07
シュガーさん、
これがむつかしいんですよね〜。
自分の現実の生きざまとのギャップが大きくて。。
溜息が出ます。

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